mozyのかきおき

mozyの読書感想文や思考置き場

以前書いた、離れてみること、寝かせておくこと関連

つい最近、日記から小出しにしていた

寝かせておくこと、離れてみること - mozyのかきおき

について

先ほど、ふと思いだして、ヘミングウェイの 移動祝祭日を読み返したら同様な記述があったので抜粋して紹介したい。

 

いったん書くのをやめたら、翌日、また書きはじめるときまで、その作品のことは考えないほうがよい。ということを思い至ったのも、その部屋で修業を重ねているときだった。

そうすることで、目下の仕事のことは、自分の潜在意識に受け継いでもらい、私はその間、他の人たちの話に耳を傾けたり、森羅万象の観察に努めたりすることができるだろう。学ぶことができるだろう。

 新潮文庫版 P124より

貨幣の生成と現実世界というゲーム発生とのアナロジーを考えてみよう

先日、Ultra Beer Bash というビールを飲みながら講演が聞けたりするテックカンファレンスに行ってきた。

そこで、Campfireさんのお金をなめらかにする という講演を聞いて、以前お金のシステムについて考えたことや調べたことをモレスキンにまとめてあったのを思い出して今回電子化することにした。

 

以下 2015/12/24 のメモからの抜粋

 

ゲームの発生

いったんゲームが定まったとしても、カオスのために、また無限に戦略空間を拡大していくために、ゲームの解が求まることはない。

そもそも我々はなぜゲームを行なっているのか。そのことは問うても良い問題だ。テレビゲームであれば、スイッチを切り、コンセントを引き抜けば終わりである。しかし、それはゲームの中の一つのゲームの終了に過ぎない。

あるとき、ふとゲームをしている自分に気がつき、その階層のゲームを終わらせることはできる。しかし、それはまた別のゲームの始まりであるかもしれない。

ゲームを始める理由は何だろうか。ここで貨幣の生成とのアナロジーを考えてみよう。

 

物々交換の経済システムに貨幣が誕生するのはどういう場合だろう

経済システムが複雑になってくると、自分が交換したいものを持っている人と出会って物々交換をしていては間に合わなくなってくる。そのとき貨幣は生み出される。

安富らがいうように、何が貨幣になっても良い。みんながそれと交換しても良いと信じるものが、貨幣の定義なのだ。

いったん貨幣が誕生すると、人々はそれが未来永劫変わらないものと信じ込む。しかし、それは誤りである。貨幣として運用されているものはあくまでシンボルであり、ソフトウェアである。人々に使われなくなれば、それで終わりである。

今まで貨幣として使われていたものは貨幣ではなくなり、他のものが貨幣に取って代わるだろう。

 

ゲームはどうだろうか

人々は色々な複雑な行為を会話を通じて相互にコミュニケーションを行う。社会が複雑になると、いちいち対応を考えていてはうまくいかなくなる。

そのときゲームが発生する。

一人でゲームのルールを決めても、みんながそれに従わなければ、ゲームにならない。しかし、みんなも同じゲームによる形式化を求めていたらゲームが発生する。

いったんゲームが人々の信頼のもとに生成すると、今度はそのゲームを絶対不変なものと考え、ゲームのなかでうまくやろうとする。しかし、ゲームは、複雑なコミュニケーションの一つの形式化、シンボル化に過ぎない。あるとき自分はゲームをしていることに気がつき、ゲームをすることをやめるかもしれない。今までのゲームは廃れ、新たなゲームが生成されていく。

この生成と消滅は、貨幣の生成と消滅のロジックと同じである。

ゲームの発生は、だから、コミュニケーションの複雑化と密接に関係がある。言語によるコミュニケーションというのも、みんなの合意の上に成り立っているゲームに過ぎない。研究もそうかもしれない。我々に必要なことはすでにあるゲームをうまくやることではなく、どんなゲームをやるべきか。を問い直すことだ。

 

貨幣の生成については以下が詳しい。

安富歩「貨幣の生成と自壊」現代思想(1994年6月)

The emergence and collapse of money
Physica D: Nonlinear Phenomena, Volume 82, Issues 1–2, 1 April 1995, Pages 180-194
Ayumu Yasutomi

そういや ドライブして思ったこと

これも数年前の日記を発掘していいことを書いている気もするので投稿しておこう。

 

 

那須高原と日光をドライブしたんだけれども
全て無計画の旅で そのとき行き当たりバッタリで決めて 動いた。
1人行動だからか 夜は不安で一睡もできなかったけれど
セミの声や、鳥の歌、山の自然。知らないヒトや植物や山や川や湖や 言い尽くせないくらいの知らないもの。
そういうものに触れてうおおお すっげぇなぁ ってひとりで叫んでたら 自然と不安はなくなった。

山に比べたら、動物なんぞちっぽけなもんだな。
そのちっぽけな僕達 ヒトが、ああでもないこうでもない。右にいったり左にいったり、悩んでみたり喜んでみたり。

山を見てみろ ドーンと構えてるわ。
トンネル掘るぞ〜。道作るぞ〜。木を切るぞ〜。
おーう、なんでもござれだ〜。
反応するのは動物だけ。
鳥が少なくなったり、ヒトが環境がって騒いだり。

動物が生きていれば、世界を宇宙を空間をモノを消費する。
それはアリだって同じだし ヒトだって同じだ。
山は何も言わない。
まぁいいよ って達観してるのかもしれない。そこ削るのかよ。いてえなぁって思ってるけど言わないのかもしれない。
生きていれば消費するモノが必ずある。
ヒトは特に消費するんだろうな。

動物は放っておくと勝手に 何組かにわかれる性質があるんだろうな。
自然も同じで考えていないのに勝手に川はわかれるし、地割れは起こるわ、山ができるわ。
面白いねぇ。

モノは 外から力が加わわらなかったら動こうとしないんだなぁ。動きたくないんだろうな。
そこに留まってるのが一番楽だ。これは物理でも言ってる。
面白いねぇ。

けれど、ヒトは、動物は 、"生き"モノは、自ら動く。
生きる環境を良くするためにだ。
エサを探す。住みよい場所を探す。楽しいを探す。好きを探す。敵から逃げる。嫌から逃げる。
行動をするってのは、生きることなんだなぁ。

旅は、生きる環境を変えるために。自分を変えるためにするものかなと思う。
ああ、今回の旅は、
いつもより多く。いつもより長く。動いてよかったな。いつもより生きモノだったかな。
嫌から逃げて、好きを探す。これが旅の目的かもしれない。
生きモノとしての本能なのかなぁ。(まぁ、知らんけど。)

 

寝かせておくこと、離れてみること

過去の日記にいい文章があったので、コッチにも投稿しておこう。☻

 

何かが嫌になったら、それから逃げてみよう。離れてみよう。

逃げてから、離れてから、外からそれを見てみよう。
外から見たらどんな風に見えるかな?
面白そうに見えるかな?
つまらなさそうに見えるかな?

 

嫌なことから離れてみると、不思議なことに、いつの間にやら、やりたくなってくる。
その時が、やりどき。

 

これを僕は、問題を寝かせておくこと。と、している。
問題も寝かせておくと、雰囲気が変わってくる。やりたいなと思えてくる。そんな時にやるのが1番だ。

寝かせてみよう。離れてみよう。
今度は何が起こるかな?

オレンジジュース飲みたい症候群と トンカツ食べたい症候群

一日かかると思っていた用事を半日で済ませて、今日の午後からはやることないよーって急にできた午後休って何をするか悩みます。

そこで、自分の今したいことをメモ帳にばばーっと書いてみたところ、どうやら今、俺はオレンジジュースが飲みたいらしい。

オレンジジュースって少し疲れた時とかに適度な酸味と甘みがあるからか飲みたくなるんだけど、いつもの自販機にはオレンジジュースが置いていない。困ったなぁ。

あっ、今カルピス飲んでる人が目の前を通った。カルピスも捨てがたいなぁ。

アレが食べたいコレが飲みたいって考えながらソファの座ってぼーっとするのっていいね。

内なる声に耳をすませば、飲みたいものが浮かんでくるよ。けろけろ、けろけろ、くわくわくわ〜。🐸

そういえば、かえるのうたってドイツ民謡なんだっけ。そういや、ドイツにも行ってみたいな。よそのくに〜。

ああ、今度はなんだかトンカツが食べたくなってきた。

日本語形態素解析器 Sudachi を使ってみたよ

これなん

新しくOSS化した日本語形態素解析器の Sudachi を使ってみた。

Sudachiとは

WorksApplicationsが作っている、新たな形態素解析

以下、GitHubと見つけた資料など。

まずは、Javaで開発を進めているとな。Sudachiでやりたいことは次のようなことらしい。

複数の分割単位の併用

● 必要に応じて切り替え

多数の収録語彙

● UniDicとNEologdを ベースに調整

継続的なメンテナンス

● 10年以上はつづけたい

機能のプラグイン

● 自由に機能追加

同義語辞書との連携

OSSで公開予定 

スライドp27から引用

複数の分割単位の併用ってのがとても面白そう。

GitHubのReadmeの例でみていても思ったけど、検索用途で使いたい時とか、意味抽出で使いたい時とかに分割の単位って変わるし、分割モードを変化させることができるのは良さそう。

github.com

徳島人工知能NLP研究所-ワークスアプリケーションズ-

 

www.slideshare.net

 

使ってみた(環境構築)

まずはインストールする。今回はMacOSXで環境構築する。

Javaの環境が必要みたいなので、以下の二つのページを参考に

Java, mavenをインストールした。

qiita.com

weblabo.oscasierra.net

環境も構築できたことだし、

上記のgithubからクローンしてきたsudachiを使ってみるぞ。

使ってみた

githubからクローンする際に詰まったことがあったのでメモ

dictionaryデータのファイルサイズが大きくて、普通にgit cloneするとコケるので

git lfs clone をすると良いっぽい。

 

追記予定とりあえず公開

キャッシュバック プロモーションについて調べてみた

これなん

2ヶ月ほど前に、Microsoftsurfaceを買った時に「Surface 学生優待プログラム」とかいうキャッシュバックのキャンペーンが行われていたが、結局は、申請をせず、応募締切日を過ぎてしまっていた。逃した3万円はデカいってやつだ...。トホホ。

転んでもタダでは起きたくない性なので、

この経験から、こういうキャンペーンやプロモーションに関しては、申請率とか、そういうのを試算してから、キャンペーンを打ってるんだろうなぁと思ったので、15分くらいでさわりだけちょっと調査してみた。あとで本格的に調査しよう。

キーワード

ブレイキッジ、スリッページ (スリピッジ)

Breakage ブレイキッジ

オレが、Surface買った時に、キャッシュバックを申請しなかった、アレみたいなことは、ブレイキッジとかいうらしい。

顧客に与える報酬のうち、顧客が償還しないと予測される金額のこと。フリークエント・フライヤー・プログラムや他のフリークエンシー・プログラム(FSP参照)では、そのプログラムのブレイキッジをあらかじめ計算した上で、プロモーションの特典を決定する。

kotobank.jp

要するに、ブレイキッジてのは、プロモーションを利用して有利な買い物をすることができず、同じ商品を定価で購入する顧客のパーセンテージをいうんじゃないかな(多分)

だいたい、こういうキャンペーンってレシートのコピーを郵送してくださいとか、手順が複雑化してあったり、ミスしやすいように設定してあったりする。つまり、ブレイキッジの割合をあげようと売り手がわざと面倒くさい手順を設定しているぽい。

こうしたものを利用する業界は払い戻しの申請を面倒くさがる顧客の数や、受け取ったチケットを現金化しない人の数にまで名前をつけていて、これを「スリピッジ」とかいうらしい。(出展: Whyから始めよ! )

 

WHYから始めよ!―インスパイア型リーダーはここが違う

WHYから始めよ!―インスパイア型リーダーはここが違う

 

以上。