サンファ Process
最近、Apple Musicを契約したので、国内外の様々な音楽を聴いています。
普段は、東京事変さんや、HALCALIさんなどの邦楽を聴いていたのですが、
Apple Musicには、聞いた事がないような国外の音楽がたくさんあがっていて ジャンルごとのラジオなども聴くことができるので良曲をふとした拍子に発見できてうれしいです。
先ほど、
サンファ - Process
というアルバムを見つけてわあこれはいい曲ばかりだぁ。と思ったので記録しておきます。
この サンファ というアーティストは、サウスロンドン出身で、今までにドレイクなどのアーティストとコラボ作品があったのですが、このアルバムがデビューフルアルバムとなるようです。
Plastic 100°C から始まって What Shouldn't I Be? で終わる10曲40分間。
Plastic 100°C のピーっととても短い1音電子音のあと、なんとも形容しがたい、悲しげで、しかし、決意の朝の情景が浮かぶようなバックミュージックが始まり、アルバムが徐々に色づいていきます。私は、海に向かって立つ、アジアの夜明け前の空、瑠璃色に沈んだ、静かで優しい世界に、希望と不安の色とを織り交ぜたオレンジの世界が混ざっていく情景を想像しました。
どの曲も最高なのですが、僕の中では、2曲めのBlood On Me という曲がイチオシです。この曲では、1曲目の雰囲気と打って変わり、軽快でいて優しいドラムの裏打ちの音に合わせて丁寧なピアノが流れていきます。そして40秒を過ぎた頃、優しくも力強いヴォーカルが、鼓動を打っている心臓が、生きる証明を刻んでいきます。
この曲は、自身の弱さとの対話、自分の内面との対話を歌っているのかなぁと感じました。自身の弱さを隠し外界へと枝を伸ばしていく自分。本当の感情から追われる自分の遣る瀬無さや、こんな自分の弱さを破壊してしまえ。という感情だとか。
P.S.
このアルバムを聞いていて、ヴォーカルの声が似ているのかなぁ、ルディメンタルを思い出しました。